寓話
医館は人に病歴を写させる前に、誰が見られ、どこまで写せ、写した後どこへ行くかを先に書き出した
城南の医館では患者が増え続け、カルテが棚を埋め尽くしていた。館長は写本師の一団を招き、古いカルテを索引に整理させ、医師が再診の際に探しやすくした。写本師は仕事が速く、初日で三箱の巻宗を運び出した。若い弟子は楽になったと思ったが、館長は眉をひそめた。カルテは普通の帳簿ではなく、名前、処方、家事、病状が記されているからだ。写本師は金をもらって仕事をしているのだから乱用はしないという声もあれば、酒場にカルテを持ち出さないよう口頭で注意すればよいという提案もあった。館長は同意しなかった。
彼は双方を座らせて細かい契約を書かせた。写字生は医館の指示に従ってのみカルテを処理でき、私的に副本を残せず、同意のない者に渡せず、漏洩が起きたら通知し、終わったら返却または破棄する。
細則にはさらに、どのカルテが外に出せ、どれは内室でのみ写せ、外地の写し手をどう管理し、病人が尋ねたとき誰が応答するかが明記された。写書隊は面倒がったが、それゆえに境界を知った。
整理が始まると、医館は毎週記録を確認した。写字生は病歴の主人ではなく、医館のために処理するだけであり、すべての用途は最初の委託に戻らなければならない。
後に別の医館は信頼だけで診療記録を渡してしまい、事が起きてから責任を問いただしても、すでに遅かった。城南医館の細かい契約は愚かに見えるが、協力を審査可能にし、責任追及可能にする。
館長は理解していた。外部に機密資料を扱わせるとき、本当の保護は「気をつけます」という一言ではなく、役割、用途、境界、救済を実行可能な約束として書くことだ。
抄書隊は後に巻宗の一部を城外の知人に急ぎ仕事として任せようとした。細約が役に立った:医館の同意なく再委託してはならない。もし本当に外部の者を関与させる必要があるなら、名簿、場所、保護方法を先に明記しなければならない。
患者が自分のカルテを誰が触ったかを尋ねに来た時、医館は記録を出せる。館長も写本隊に副本が破棄されたことを証明するよう求められる。協力はそれでさほど遅くはならなかったが、「私はあなたを信じる」から「私はあなたが約束通り行ったかを検査できる」に変わった。カルテが敏感であるほど、これらの細部を事後に補うのではなく、事前に書いておく必要がある。