寓話
盤上の町のどのマスも同じ一冊の帳簿を書き換えなければならない
盤棋鎮の駅は碁盤の目のようだ。手紙は南門から入り、会計部屋、倉庫、県学、あるいは船着き場へ向かうかもしれない。昔は手紙が少なく、駅卒は経験で転送し、間違えてもすぐに取り戻せた。
後に手紙は複雑になった。ある手紙はまず身元を確認してから会計室に入り、あるものは倉庫の受領証を得てから埠頭に行き、あるものは県学の注釈を得てから元の場所に戻る必要があった。それぞれの手紙は異なる資料を伴い、経路も途中の結果によって変わる。
駅長はまず全体ルートを一本引いた。南門、経理係、倉庫、埠頭。しかし多くの手紙はそもそもこの道を通るべきではなかった。県学の注釈が必要な手紙は埠頭へ送られ、埠頭からまた戻された。身分を欠く手紙は経理係に入り、経理係は動けなかった。
そこで駅長は手紙の種類ごとに異なる経路を書いた。壁にはすぐに紙片が溢れ、紙片同士が互いに衝突した。倉庫から戻された手紙は経理係に戻すのか、それとも南門に戻すのか。県学が注釈を補った後、身分を再確認する必要はあるのか。
ある道路職人が提案しました。もはや一本の路線から始めるのではなく、各地をノードとして描き、手紙が運ぶ材料を同じ一冊の帳簿として描く。各ノードは帳簿の内容を読むことだけができ、自分の結果を補い、帳簿の新しい状態に基づいて次の辺を決める。
南門ノードは身元を、経理係ノードは金額を、倉庫ノードは在庫を、県学ノードは注釈を、埠頭ノードは出荷を担う。辺には条件が記されている。身元が通れば経理係へ進み、在庫が不足すれば購買へ戻り、注釈が欠けていれば県学へ行き、すべて揃って初めて埠頭に到る。
新しい図が動いてから、駅伝の使いは複雑な全経路を覚えなくなった。彼は現在のノード、同じ帳簿、条件を満たす次の辺だけを見る。手紙が返送されると、返送理由も帳簿に書かれ、次回は新規の手紙として最初から迷走しない。駅には重要なノードに封存点も設けられた。倉庫の前で一度保存し、発送の前にも一度保存する。途中で誤りがあれば、最近の状態から復元でき、すべての手順を再演する必要はない。道普請の職人も、ノードが勝手に紙片を隠してはならないと定めた。すべての追加材料は同じ帳簿に書き戻さなければならず、そうでなければ次の駅は前の駅の判断を見られない。共有状態が経路変更に根拠を与え、振り返りでも当時の経路をたどり直せる。
盤上の町は後に気づいた。この図で最も重要なのは美しさではなく、各ステップが共有状態の更新を中心に回っていることだ。複雑な仕事はもはや互いに伝言し合う人の群れではなく、状態に応じて次の一手を決める実行図である。