寓話
新しい橋の着工前に、城はまず経路を変えられる人の数を数える
松山県は、道標に従って自ら経路を選ぶ薬車を導入し、医館に代わって各村へ薬を届けようとしていた。県令は当初、車がひっくり返らないか、馬が十分速いかだけを尋ね、工匠は十回試走しても安定していると胸を張った。
試運転三日目、薬車はぬかるみを避け、最も貧しい河滩村を迂回した。外地のナンバープレートを見ると、臨時の露店商と誤認して近づくのを拒んだ。独居老人に薬を届ける際には、応答がないのを配達済みとみなした。車は壊れていないが、害はすでに生じていた。
県令はまず道標をいくつか増やそうと考えた。どこで迂回できず、どこで必ず止まるか。しかし新しい道標が増えるほど、漏れる人が出た。夜に標識が見えない村、呼び鈴のない家、訴状を書けない老人。
師爺はそこで評価冊を活冊に改めた。各ルートごとに影響を受ける可能性のある人を先に挙げ、誤配送・漏配送・遅配送がそれぞれどんな結果をもたらすかを書き、さらに人手による引き継ぎ、異議申し立て、再確認、停止条件を定めた。薬車は毎月、どの村が迂回されたか、どの人が繰り返し異議を申し立てたかを報告しなければならない。
県令の最初の反応は、薬車にもう何周か試させることだった。工匠はその通りにし、広い道、晴天、迎えのある村を選んだが、結果は依然として良好に見えた。河灘村の泥道、外郷人のナンバープレート、独居老人の沈黙は、いずれも試走記録に入らなかった。
ある村医が彼にこう注意した。薬車がどこを通るかは表面的なことにすぎず、むしろ誰がそれによって恩恵を受け、誰が漏れてしまうのか、薬を一包み誤配送したらどうなるのか、誰がそれに気づき止められるのかを問うべきだと。そこで県衙は村長、老人、薬舗、車夫を集めて一緒にリスクを洗い出し、異議申し立て、人手による配送、停止のしきい値を定めた。新しい橋を着工する前には水の勢いを見る必要があり、新しい薬車が道に出る前にも、まず誰を押しつぶすことになるかを見なければならない。
薬車が正式に走り出した後も、県衙は各村に毎月一度、未送達と誤送達の報告を求めた。評価冊は着工時に上級に見せるために書く紙ではなく、新しい器物が現実の人々の中で責任を負い続けるための方法である。
後に薬車は依然として道を行くが、県はもはやそれが正確か、速いかだけを問わなかった。新しい器物が公共事務に入るには、まずそれがリスクを誰に押し付けるか、誤ったときに誰が止められるか、被害者が見えるようにされるかを見なければならない。