寓話
小郵便配達人が手に持つ「誰を探すか」と書かれた赤いカード
青石城の郵便配達人は手紙を届けるだけでなく、ちょっとした面倒も処理する。住所が間違っていれば隣人に尋ね、受取人が引っ越していれば古い登記を調べ、封筒が破れていれば封をし直す。ほとんどの問題は、道中で解決できる。
町の人々はますます郵便配達人に依存するようになった。しかしある日、彼は裁判所の印が押された手紙を受け取った。住所は曖昧で、受取人の名前は二人に似ていた。配達を誤れば訴訟に影響し、配達しなければ期限に遅れる。
彼は手紙を持って街を三周し、隣人二人に尋ね、古い登記も調べた。誰もが少しずつ手がかりをくれたが、誰も責任を負えなかった。最後に彼は手紙を郵便局に戻し、明日にしようと言った。翌日、期限は過ぎていた。
局長は郵便配達人を責めなかった。彼は問うた。あの時、誰に頼るべきか分かっていたか?配達人は首を振った。自分では解決できないと分かっていたが、問題がどこへ向かうべきかは分からなかった。
そこで郵便局は赤いカードを作り、各郵便配達人に配った。赤カードにはいくつかの状況が書かれている。法律文書で不明なら書記官へ。金額紛争なら経理係の主管へ。受取人の身元の衝突なら戸籍官へ。脅迫の訴えなら当番長へ。三十分を超えて判断できなければ、まず上申し、推測を続けてはならない。
赤札は郵便配達人に仕事を減らさせるものではなく、自分の権限と判断範囲を超えた時に、度胸で無理に支えるのをやめさせるものである。普通の手紙は依然として配達人が処理する。特殊な手紙には明確な行き先がある。緊急時には当番が引き継ぐ。
数週間後、また似たような裁判所の手紙が来た。郵便配達人は衝突を見て、すぐに赤カードに従って書記官に渡した。書記官は裁判所の登記を調べ、その日のうちに正しい人の手に届け、処理記録も残した。
郵便配達人はその後もやはり城内で最も速い人だった。違うのは、どの区間は自分で走るべきか、どの区間は責任を負える人に必ず渡すべきかを知っていることだ。赤いカードが守るのは配達人だけではなく、城全体の判断でもある。局長が後に確認するのは、配達人が手紙を届けたかどうかだけでなく、引き渡すべき時にきちんと引き渡したかどうかでもある。抱え込んで放さないのは、表面的には責任感があるように見えて、実際には自分が負えないリスクを隠している。赤カードは責任を正しい道に沿って移動させる。後に新人配達人が入職したとき、最初の授業は城全体の街路を暗記することではなく、自分がこれ以上推測を続けるべきでない瞬間を見分けることだった。止まって正しい人を探すことも、一つの能力である。