寓話
州境線の向こう側に建つ消息站がある
州府の消息站は各県のために戸籍、税冊、訴訟写しを伝送していた。青州知州は外部の者に覗かれることを懸念し、消息站に本府の院内に分庫を設けるよう求め、鍵は州府と站長が共同で保管し、外州の人員は立ち入れないこととした。
分庫が建った後、知州は安心した:書吏は自分の院で巻物を取り、門番もそれと分かる。しかし半年後、推官は一批の戸籍抄本が辺境の外の旧庫に保存されているのを発見した。そこは防湿が良く、賃料が安いという。州府の院内に分庫はあるが、帳簿の副本は別のところで眠っていた。
駅長は説明した、事務を扱う人もカウンターも青州にあり、誰が庫に入れるかも青州の規則に管理されると。推官は反問した:では帳簿自体は最終的にどこに置かれるのか?副本、旧巻、封存巻、備査巻はすべて本州に残るのか?法令が州外不出を要求するなら、門口だけを管理するのでは全く足りない。
州府はそこで契約を書き直した。第一部分には「誰が見守り、誰が櫃を開け、誰が庫に入れるか」を書き、分庫は府院内に置き、鍵と人員は地元が管理すると定めた。第二部分には「巻宗はどこに住むか」を書き、正本、副本、旧抄本、災害復旧抄本はいずれも州境を越えてはならず、移庫はまず申請が必要だと定めた。
後に隣の州もメッセージステーションのサービスを購入した。ある州は巻宗が自州に留まることだけを求め、総局が遠隔で書吏を派遣することは気にしなかった。別の州は窓口、人員、巻宗のすべてが院内にあることを求めた。両者は一見どちらも「自分のところに置く」ことを語っているが、実際には異なる層を管理している。
推官は最後に新人に二本の線を引いた。一本は執務の場所と看守権を囲み、一本は帳簿が最終的に留まる地域を囲む。前者は誰が店主かを答え、後者は物がどこで眠るかを答える。一本しか線を引かなければ、コンプライアンスはいずれ漏れる。
後に水害が起こり、青州は予備巻から戸籍を復元しようとした。書吏はそこで初めて気づいた。院内の分庫は平日地元の人が見守っているが、災害備蓄の抄本は総站の旧規則に従って外州の山庫へ送られていた。知州は門番を責めなかった。門番は確かに職務を果たしていたからだ。彼は契約に、あらゆる種類の巻物の最終的な落ち着き先が明記されているかを問い直した。その日以降、州府の検収ではまず二つの一覧を見る。人がどこで業務を行い、巻物がどこで夜を過ごすか。後に総站は地域の約束に代えて、より厳しい門禁を提案した。推官は拒否した。門禁は誰が手を伸ばすかを管理できるが、巻物がどの土地に安置されるかは管理できない。二つの一覧を分ければ、責任が互いを覆い隠すことはない。